cpuminerでMorenoをプールマイニング

cpuminerというマイニングソフトを使って、Morenoをマイニングします。マイニングは直接ではなく、morenohashというマイニングプールを利用します。プールから分配された報酬は、自分のウォレットのアドレス宛に送付することで得ます。ウォレットのアドレスは、Moreno公式のGUIウォレットアプリをローカルのPCにインストールすることで生成します。

Moreno

Morenoは、ワンタイムアドレスとリング署名を用いることで、取引の匿名性を高めた仮想通貨です。ブロックチェーンに残る台帳上から、送信者、受信者情報を完全には特定できないという特徴があります。この匿名性の高さから技術面における期待と、マネーロンダリングや違法取引への懸念があります。(暗号通貨全般に言えることですが)

MorenoはPoWを採用していますが、アルゴリズムを割と躊躇なく変更するという特徴があります。

先日(2018.4.6)、MorenoはASIC対策のため、ハッシュアルゴリズムを変更しました。また、今後も定期的にアルゴリズムを変更することを宣言しています。それにより、ASICによるハッシュパワーの寡占を抑止することが期待されます。よって、CPUやGPUによるマイニングでも、なんというか、ASICによるチート級のハッシュレートをみて、淋しい思いをしないで済むかもしれません。

ブロックチェーン格納先確保

Moreno公式のGUIウォレットアプリでは、ブロックチェーンの全てを取得します。その容量は2018年5月現在で、50GBを超えています。よって、ディスクの空きを100GBほど用意しておくと安心です。

ウォレット取得

公式サイトから取得、インストールします。

起動、同期

monero-wallet-guiを起動します。起動すると自動でブロックチェーンの取得が始まります。

ブロックチェーンの格納場所を外部HDDなどに変更したい場合は、「設定」→「ブロックチェーンの場所」より、設定します。

ネットワークの状況次第ですが、完全な同期には数10時間必要です。

自分のアドレスを取得

同期が完了するまで、Moneroのやり取りはできませんが、自分のウォレットのアドレスは確認できます。

「受け取る」→ Addresses

一番上にある、4で始まる長い文字列が、このウォレットのアドレスです。

 

マイニングソフトcpuminerダウンロード、make

$ git clone https://github.com/hyc/cpuminer-multi.git
$ cd cpuminer-multi/
$ ./autogen.sh
$ CFLAGS="-march=native" ./configure
$ make

マイニングプールmorenohash

マイニングの体制には、単独でマイニングを実行するソロマイニングと、集団で実行するプールマイニングの2つがあります。ソロマイニングは直堀りなどと呼ばれることもあります。

ソロマイニングはマイニングに成功したら、その報酬を独り占めできます。が、掘り当てるまで全く収入が見込めません。

対して、プールマイニングでは、プールの参加者全員でマイニングを実行し、誰かが掘り当てたら、そのプールの貢献度(どれだけ演算能力を提供したか)によって参加者全員で報酬を山分けします。したがって、自分が掘り当てられない時間が長くとも、安定した収入が見込めます。ただし、多くのマイニングプールではプール維持のための手数料を、プールの運営者に支払わなければなりません。

今回紹介するmorenohashは、マイニングプールの一つです。

ユーザー登録などが不要で、マイニングソフト開始時に自分のウォレットアドレスを入力するだけで、プールに参加できます。

マイニング開始

$ sudo ./minerd -a cryptonight -o stratum+tcp://monerohash.com:5555 -u 44HKEjNpGF[省略]d7wE5H -p x -t 20

-a マイニングアルゴリズムの指定
-o マイニングプール接続先
-u アドレス(今回は自身のウォレットのアドレス。マイニングプールから払い出されたアドレスを入力することもある)
-p パスワード
-t 同時に起動するスレッドの数。多くともPCのCPUコア数くらいが良いでしょう。

 

morenohashから自分のウォレットへの報酬の送付

マイニング開始直後は、報酬の割り当てがないため、下記の画面は表示されません。マイニング開始後、1〜2時間経過後、この画面を確認してみると良いでしょう。

トップページの下の方に、「Your Stats & Payment History」という欄があります。

ここに、自分のウォレットのアドレスを入力し、Lookupをクリック。

少し待つと、このような画面が出現します。

報酬について、最初はプール側で貯められていて、0.5XMR貯まるとウォレットへ送付されるようです。今すぐ報酬が欲しいという場合は、[Request early payout]をクリック。

利益予想

マイニングソフトを起動してしばらくすると、ハッシュレートが表示されます。


accepted: 7325/7325 (100.00%), 593.59 H/s at diff 123433 (yay!!!)

この例では、ハッシュレートが秒間593.59であることがわかります。
このハッシュレートから、1日あたりどのくらいの報酬を得ることができるか、予測することができます。

トップページの下の方、Estimate Mining Profitsにハッシュレートを入力し、単位を合わせます。

ん?0?

1,000 H/s (1kH/s)にすると、ようやく数字が現れます。

いま(2018.5)、1XMR=17,000yenくらいなので、1,000H/s出せたとして、その報酬は1日170円です。

真面目に収益を考えている方は、電気代、ハードウェアの償却等々、考えるとよいでしょう。