ビットコインの送金手数料

ビットコインの取引(送金)手数料は固定化されておらず、トランザクションを作る人が自分で手数料を設定することになります。トランザクションはマイナーによってブロックに取り込まれ、ブロックが承認されることで、そのトランザクションはブロックチェーンの一部になります。

ブロックが承認されることで、マイナーは送金者が設定したトランザクション手数料を報酬として受け取る事ができます。

マイナーは設定されている手数料が高いトランザクションを取り込む傾向があるため、高い手数料を設定するほど、トランザクションがブロックチェーンに取り込まれる、つまり送金が完了する確率が高まります。逆に、たとえば手数料を0BTCに設定してトランザクションを作成すると、このトランザクションがブロック、そしてブロックチェーンに取り込まれる確率は限りなくゼロに近くなります。

手数料の相場は、ビットコインネットワークでのトランザクションの需要によって変動します。ネット上で運営されている取引所では、その相場により、だいたいこのくらいの額なら、そこそこの時間でブロックとして取り込んでもらえるだろう、という額を推奨値として提示、あるいはその額を強制的に適用します。

2017年の年末、ビットコインの価格が200万円台になった時、勉強会の資料としてこんなスライドを用意していました。

少額送金の手数料としては結構な額になっちゃいますというスライドだったのですが、最近の手数料はさらに値上がりしていて、0.0008BTCほど。ビットコインの価格が今は100万円くらいとしても、手数料が800円となります。

この金額をどう見るか。カフェで300円のコーヒーを買ったときの支払いに使うには厳しいですね。数万円の振込の代わりに使うとしても、銀行の振込手数料の方がまだ安いです。

数万円の国際送金となると、だいぶメリットが見えてきます。手数料800円で、世界中の誰にでも数万円送金できるというのは、かなりのインパクトです。

ビットコインの送金手数料は、送金額による変動がほとんどありません。100円でも100億円でも、手数料は基本、変更する必要がありません。手数料の目安は、金額の多い少ないではなく、構成するデータの大きさに依るためです。

すると、例えば1億円を国内で送金する、というようなケースでは、ビットコインの強みが発揮されるかもしれません。これが国際送金となると、なおさらです。

別の側面からみると、この800円という金額で、(大きさによらず)価値の移動についての証拠を、世界規模で、このネットワークが続く限り永遠に保存できると考える事ができます。そう考えると、この800円という手数料が別の見え方をしてくる気がします。

さいごに、ビットコインの取引手数料の仕様について、とてもわかりやすい記事がありましたので、紹介しておきます。